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原子力発電
沸騰水型原子力発電
1950年代に原子力発電がスタートしてから、様々な発電方式が開発されてきました。ここでは、そのうち日本で広く利用されている沸騰水型原子力発電についてみていきます。
歴史
沸騰水型原子炉はアメリカのゼネラルエレクトリック社によって開発されました。その後、様々な国で導入され、今日では加圧水型原子炉と並んで広く利用されています。
構造と仕組み
沸騰水型原子炉は減速材として通常の水を用いる軽水炉に分類される原子炉です。
圧力容器に入った水は、まず容器内を下方向へと移動していきます。再下端まで来ると、今度は炉心を上昇していき、このときに核熱を受けて蒸気を発生します。すべての水が上記になるわけではないので、炉心出口では気水混合状態です。そのため、圧力容器上部には気水分離器と蒸気乾燥器が設けられており、これらによって蒸気のみを主蒸気管へと導きます。主蒸気管はタービンへと続いており、これを回した後に、復水器により水へと凝縮します。凝縮した水は復水ポンプにより再度圧力容器へと送られ、以上を繰り返します。
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